庭木の剪定(せんてい)は、樹木の健康維持と美しい樹形を保つために欠かせない手入れです。
しかし、剪定の時期や方法を誤ると、木を傷めたり、翌年の花付きが悪くなったりする原因となります。適切な知識を持つことで、庭木を元気に育てることができます。
そこで今回は、庭木の剪定について、最適な時期とNGなタイミング、庭木を傷めない基本ルール、そして剪定後の手入れをご紹介します。
【樹種別】剪定をすべき「最適な時期」とNGなタイミング
庭木の剪定は、植物の生理に合わせて行うことが重要です。
【樹種別】に「最適な時期」とNGなタイミングを把握しましょう。
「常緑樹」の剪定時期
常緑樹(シマトネリコ、ツバキなど)の剪定時期は、葉が落ちない常緑樹の活動が穏やかな春先(3月~5月)や秋口(9月~10月)が適しています。
真冬や真夏は避けるべき理由は、木に大きな負担をかけてしまうためです。
「落葉樹」の剪定時期
落葉樹の剪定時期は、葉が全て落ちた後の休眠期(12月~2月)が基本です。
この時期の剪定(強剪定)が、春の芽吹きに力を集中させる効果があります。
「花が咲く木」の注意点
アジサイやサクラなど、花が咲く木の剪定は、特に注意点があります。
花芽が作られる時期によって剪定時期が厳密に決まっていることを強調し、時期を間違えると翌年花が咲かなくなるリスクを警告いたします。
庭木を傷めない!剪定で守るべき「3つの基本ルール」
庭木を傷めないためには、剪定で守るべき「3つの基本ルール」を実践することが大切です。
「透かし剪定」で風通しを良くする
一つ目のルールは「透かし剪定」で風通しを良くすることです。枝を間引く(透かし剪定)ことで、日当たりと風通しを改善し、病害虫の発生を防ぐ効果があります。
枝の混み合った部分を優先的に切るのがコツです。
「切り戻し」で樹形を整える
二つ目のルールは「切り戻し」で樹形を整えることです。
枝の途中で切り、生長をコントロールする剪定であり、切る位置(芽の上)の注意点と、樹形を乱す枝(徒長枝)を処理することが重要です。
「太い枝」を切る際の注意点
三つ目のルールは「太い枝」を切る際の注意点です。
太い枝を切る際は、樹皮が裂けるのを防ぐために数回に分けて切ることが大切です。
また、切り口に「癒合材」を塗布し、病原菌の侵入を防ぐ処理が重要です。
剪定後の手入れで庭木を健康に保つ方法
庭木を健康に保つためには、剪定後の「手入れ」も欠かせません。
水やりと肥料の調整
剪定で負担がかかった木には、水やりと肥料の調整が必要です。
必要に応じて水やりや肥料(特に有機肥料)を与え、回復を促すようにしましょう。
道具のメンテナンス
道具のメンテナンスも大切です。剪定バサミやノコギリを使い終わったら、必ず消毒し、ヤニや汚れを落としておくことが重要です。
道具を清潔に保つことが、病気の感染を防ぐことに繋がります。
まとめ
常緑樹の剪定は活動が穏やかな春先や秋口が最適であり、真冬や真夏は避けるべきです。
落葉樹は葉が全て落ちた後の休眠期(12月~2月)に行い、花が咲く木は花芽が作られる時期を厳密に確認することが大切です。
枝を間引く「透かし剪定」で風通しを良くし病害虫を防ぎ、徒長枝は切り戻して樹形を整え、太い枝を切った切り口には癒合材を塗布して病原菌の侵入を防ぐべきです。
剪定後は水やりや有機肥料を与えて回復を促し、道具を消毒し清潔に保つことが病気の感染を防ぐ上で大切です。

