ちょっと変わったテーマで「庭に植えてはいけない木」をご紹介します。
実は、どんなに美しくてもあるいはどんなに人気があっても庭には不向きな木があるんです。
庭づくりは、私たちの生活空間を豊かにするものですが、選ぶ植物によっては予期せぬ問題を招くこともあります。
そこで、庭に植える際に避けたい木の例をいくつか挙げてみましょう。
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サクラ(桜)
サクラは日本の象徴的な木ですが、害虫がつきやすいというデメリットがあります。
また、病気にかかりやすいという点や、浅根性なので植えたら根本付近は地面がデコボコします。
建物から離れたスペースを確保する必要があることと、落葉樹でもあるため庭先のお手入れが大変です。
ヒメリンゴ(姫林檎)
ヒメリンゴは春に美しい花を咲かせますが、オンシツコナジラミやアブラムシなどの害虫がつきやすい木です。
これらの害虫は植物の成長を妨げるだけでなく、見た目にも悪影響を与えます。
また、成長が速い木なので剪定を頻繁におこなう必要があります。
手入れに時間をかけられない人には向きません。
サザンカ(山茶花)
サザンカは冬に美しい花を咲かせる木ですが、チャドクガという毒を持つ害虫が発生しやすいです。
この害虫は人にとっても危険で、触れるだけで皮膚の炎症を引き起こすことがあります。
そのため、害虫が繁殖しないように防除を継続的に出来るか人以外は手を出してはいけない木です。
ハナミズキ(花水木)
ハナミズキはアメリカヤマボウシとも呼ばれ、春には美しい花を楽しむことができます。
しかし、アブラムシやカイガラムシなどの害虫がつきやすく、病気にもかかりやすいため管理が大変です。
また、成長すると高さが10mほどにもなるため剪定を継続的におこなう必要があります。
キンモクセイ(金木犀)
キンモクセイは秋ごろにふわふわの可愛い黄色い花を咲かせる三大香木の一つです。
三大香木の一つだけあって、香りがとても強いです。
人によっては好き嫌いが分かれるため、近隣の家と近い場合はおすすめしません。
ちなみに、私はこの匂いがあまり得意ではありません・・・。
ウメ
ウメは日本の伝統的な木で、花も実も楽しめますが、手入れが大変で根が強くスペース確保が必要です。
虫や傷に弱いため、育てるためには防除が必要で、10~15mにまで成長するため剪定は欠かせずおこなう必要があります。
放っておくと、ご近所トラブルになりかねません。
まとめ
それぞれに美しさや魅力がある木でも、庭に植える際には害虫の発生や病気のリスクを考慮する必要があります。
樹木も生き物と一緒で、剪定などのお世話が必要です。
そして、放っておくと近隣住民とのトラブルのもとになりかねません。
庭づくりは、ただ美しいものを選ぶだけでなく、その後の管理や環境への影響も考えた上で慎重に植物を選ぶことが大切です。
庭づくりに役立つ情報をお届けできるよう、引き続き努めてまいりますので次回もどうぞお楽しみに!
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