夏にぴったりの涼やかな庭作りの一環として、「花手水」をご自宅に作る方法をご紹介します。
日本の伝統的な美意識を取り入れた花手水は、見た目にも涼しげで、夏の暑さを和らげる素敵なアクセントになりますよ。
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花手水とは?

花手水(はなちょうず)は、手を清めるための水鉢に季節の花を浮かべたものです。
言葉の起源としては古く、植物に付いた朝露で手や身を清めることを指すものでしたが、視覚的に楽しめる今のスタイルを指すよになったのは京都の楊谷寺(ようこくじ)が発祥と言われています。
コロナ禍を境に、使わなくなった手水舎に季節の花を浮かべる神社や寺院が増えたようです。
粋な心遣いを感じますね。
花手水の作り方

暑い夏に向けて、家で涼を感じられる庭づくりにトライしませんか。
ここでは、家の庭に花手水を作る方法をご紹介します。
必要な材料と道具
花手水を作るためには、以下の材料と道具が必要です。
- 手水鉢(陶器や石など)
- 清潔な水
- 季節の花
花手水の作り方
- 手水鉢を選び、設置したい場所に置きます。
- 清潔な水を鉢に入れ、溢れないように注意します。
- 季節の花を選び、水面に浮かべます。
- 定期的に水を替え、花を新鮮なものに交換してください。
スタンダードな道具や作り方を紹介しましたが、水を入れる器は木桶やガラス、甕(かめ)などでも問題ないです。
それぞれが醸す味のあるデザイン性を楽しめます。
花手水の楽しみ方
花手水は、ただ美しいだけでなく、日々の暮らしに穏やかなリズムをもたらします。
朝の清々しい空気の中で、新鮮な花を手水鉢に浮かべることは、一日の始まりにふさわしい儀式となるでしょう。
また、夕暮れ時には、水面に映る花と共に、一日の終わりを静かに過ごすことができます。
夏の花を愛でる
花手水は年間を通して楽しめますが、夏こそ相性が良いと感じます。
夏に咲く花で、水に浮かべても楽しめる花を紹介します。
・アジサイ
・ヒマワリ
・キキョウ
・ガーベラ
・ダリア
・ボタン
・クチナシ
カラフルな色彩は華やかで、その空間が一気に明るくなります。
淡い色や白、葉っぱなどの緑色を添えても爽やかな清潔感のある空間に出来ます。
器も花も、皆さんのお好みで選んで作れるので、自分だけの花手水を作ってくださいね。
まとめ
夏の暑さを忘れさせてくれる花手水は、自宅で簡単に作ることができ、日々の生活に潤いと癒しをもたらしてくれます。
この記事を参考に、ぜひ自宅で花手水を楽しんでみてください。
庭づくりの一環として、または日常の小さな癒しとして、花手水が皆さんの暮らしに彩りを加えることを願っています。
どうぞ、夏の涼を自宅でお楽しみください。
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